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星月菩提樹
たっぷりと染み込んでるんでしばらくはオイルやクリームを塗らなくていいです。
※ただし、プレメンテナンスといって使い始めにクリームを入れることにより保管時の乾燥を潤すのはアリです。
いつもの1909を薄〜く塗って磨きます。
絶対に薄〜くですよ。薄〜く。
コードバンは曇るし、ムラになるけど大丈Vです。
磨き込んで繊維を寝かせれば完了。
あとは手の脂、たまに顔の脂で充分w
ほかのオイルレザーもこれで充分です。
※靴を除く
革小物は使い込むこと、触ることがメンテになり、カッコよさに磨きがかかり、持ち主と共に味わいを増していきます。
そんな素材が「数珠」にもあるんです!
僧侶の方にも人気、88ヶ寺巡礼者にも持たれる方の多い「星月菩提樹」の数珠です。
星月菩提樹の名の由来は、実の模様が、黒い粒→星、一粒に一つの小さな窪み(これが不思議でホントに一粒に一つ窪みがあります!)→月、に例えられ、仏界での「宇宙」に例えられます。
まるでリトル宇宙ー!
この星月菩提樹の「ある程度のグレードの玉」←ココ重要、、、を使って仕立てた数珠は、使い込むことにより、なんとも言えない「飴色」に変化していきます。
「お経をあげること」とか、「巡礼で使うたび」ジワジワと皮脂によって艶と飴色を纏う為、「一生モノ」と言われます。
ただ、、、安くてグレードの低い星月菩提樹は、「脱色」、、いわゆるブリーチにより、白さを人工的に演出しているため、天然物より脆く、使い込むことにより崩れ落ちることがあるので注意です。。
それにより修理をお受け出来ない場合があります、、、
長く使うのであればそこそこのグレードのものをおすすめ致します。
明日は羅漢彫りの数珠について書きますね。