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挑戦おじさん
- 人は、自分が生まれた時に既に存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。
- 15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられる 。
- 35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる。
ダグラス・アダムスの法則
人間、歳をとれば「保守的」になります。
現状維持最高!となっていくので、歳をとればとるほど、どんどん「挑戦」することが少なくなってきます。
幸運なことにワタシの回りはガンガン挑戦していくオジサンばかりなので、去年35歳を迎えた僕も今から発明されたテクノロジーを何でも受け入れるし、何でも「できます!」と言えるよう心がけています。
保守的になると「思考停止」してしまう可能性が高くなるんですよね。
芸能界を引退した大天才「島田伸助」さんが講師の伝説の授業、「神竜の研究」の一部で特に印象に残ってるのが、「自分にできることをX、世の中が今求めているものをYとするなら、XとYが交わるところで勝負しろ」っていう話です。
この話を聞いて、時代に合わせて自分も変化し、その時代のものを受け入れて、理解した上で自分のできることをしようと思うようになりました。
ぜひYOUTUBEで「神竜の研究」観て下さい!
そんなワタシの回りで挑戦し続ける40歳染匠吉野屋さん!※吉野家ではない。
あなたの住んでる街の美味しいラーメン屋の「のれん」、この「吉野屋」で作ったものかも知れませんよ、、、
この方、地元「琴平小学校」100mハードル歴代記録の持ち主、卒業して30年近く記録が塗り替えられていない、、凄い。。。
その俊足が今挑戦している「正藍染」に活かせるかどうかわかりませんが、昨年北関東のウルトラど田舎の染め師のところへ修行に行き、、、修業先で滞在した民宿は幽霊屋敷だったそうで、クッソ寒い時期にさらに「背筋の凍る」ような体験もしたようです、、怖い、、、そして、試行錯誤を繰り返し「ほんまもんの藍染」を会得しようと挑戦してます。
藍染はタンパク質を綺麗に染めてしまうようで、爪が真っ青になってます。
保温した薄暗い部屋で毛布に包まり育てられているのが「藍釜」と呼ばれる、液を発酵させる釜です。
この液は生き物(微生物)なのできちんと育てなければ、あの綺麗な青い色が出ないようで色々試行錯誤してるようです。
ワタシが手をこの中に入れて「ヌルヌルしますね」と言ってみたところ、「強アルカリやから皮膚が溶けよるヌルヌルやで」とのこと。おー怖。
本人は「俺もう皮膚溶けて指紋認証使えんようになったわ」と笑っておりました、、、
ガッツリ手をつけて「今日の状態」を確かめております。
布切れで試し染めして「今日の状態をチェック」します。
原液(藍液)※愛液ではない。は茶色で、水で洗うことによって青く反応するようです。
染めて、洗って、乾かして、また染めて洗って、、、、これの繰り返しであの深い藍特有の青に染まっていくんですね。
生デニムくらいの色にするには20回以上繰り返すようで、非常に手間のかかる染物です。
そしてこの「正藍染」の一番の特徴は「色落ちしない」ことだそうで、洗濯を繰り返しても深い青のまんま、さらに「抗菌作用」があるようで、赤ちゃんの肌着等にも最適だそう。菌がわかないので生乾きのいやー〜な臭いも抑えられるようです。
どんどん妥協なしに挑戦していく先輩に負けないようにワタシも精進せねば、、、